7月1日(日)夜、横山雄さんの『新版 宮澤賢治 愛のうた』刊行記念原画展「ホノアカリ」の初日を迎えた京都の書店・誠光社で、本の著者・澤口たまみさんとベーシストの石澤由男さんによるトーク&ライブイベント「百年の謎解き」を開催しました!
澤口さんと石澤さんは、なんと遠路はるばる岩手県盛岡市から車で京都へ。
前の晩には長野県茅野市の今井書店でトーク&ライブを行い、朝から車を飛ばしてやってきたのです。
西日本での開催は初めて、また会場には宮澤賢治研究で知られる強者もいらっしゃり、いつになく緊張する澤口さん。
でも会が始まれば、いつものしっとり落ち着いた美しい声で、賢治の切ない恋の顛末を語ります。バックに流れる石澤さんのウッドベースの音色が心地よく、会場のお客様も時折深く頷きながらじっと耳を傾けていらっしゃいました。
約1時間半のトークでは、賢治のレコードコレクションについてのマニアックな話題も飛び出し、人間・宮澤賢治のまた新たな一面を垣間見た思いがしました。
終演後、誠光社の堀部さんと一緒に、近くの「かもがわカフェ」へ。みんなで食事を囲みながらも、話題はやはり本のことに。
澤口さんの熱い思いは、お客様の心に深く届いたことと思います。