『家をせおって歩いた』の著者・村上慧さんが高松市美術館で開催される「社会を解剖する」展で、新作を発表します!
瀬戸内国際芸術祭2019の連携事業でもある本展。秋会期にお出かけの際は、どうぞお見逃しなく!
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高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.08
社会を解剖する 〔瀬戸内国際芸術祭2019県内連携事業〕
年に1度の高松コンテンポラリーアート・アニュアル。9回目となる今年は「社会を解剖する」をテーマに、5名のアーティストが参加します。
手芸などの技法を用いて、暖かくも儚い作品を生み出す碓井ゆい(1980年、東京生まれ)は女性としての目線で日常や過去を捉えなおし、盛圭太(1981年、北海道生まれ)は糸による大規模なドローイング「バグ・リポート」で社会のバグ(誤り・欠陥)を表します。照沼敦朗(1983年、千葉生まれ)は世界を見渡すことを望む男の子と現実が見えすぎることを嫌悪する女の子「ミエテルノゾム君」と「ミエナイノゾミちゃん」の目を通して社会を描き出します。また、加藤(1984年、埼玉生まれ)は大勢の人の協力を得ながら行う「引き起こし」などのプロジェクトを通して、人や土地とのつながりを視覚化します。発泡スチロール製の家を背負いながら各地を歩くことで公と私の関係を考察してきた村上慧(1988年、東京生まれ)は今回、本展覧会の看板を住居にして、現代社会に溢れる広告と私生活の関係に着目します。
各アーティストはそれぞれのアプローチで社会に切り込み「解剖する」ことで、その仕組みや実態を明らかにします。彼らの作品は、社会に
おける私たち自身の立ち位置について再考をうながすことでしょう。
会 期 2019年9月28日(土曜日)~2019年11月4日(月曜日・振替休日)
開館時間 午前9時30分~午後7時
(但し日曜日は午後5時閉館/入室は閉館30分前まで)
※初日9月28日のみ展示室入室は午前10時15分から。
会 場 高松市美術館 美術館2階展示室
(香川県高松市紺屋町10-4)
観覧料 【一般】800円(640円)※65歳以上も一般料金
【大学生】500円(400円)
【高校生以下】無料
※( )内は瀬戸内国際芸術祭2019作品パスポート提示、前売り及び20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料
※前売チケットは、美術館1階受付、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスカウンター、宮脇書店本店及び南本店にて9月27日(金曜日)まで販売。
※共通定期観覧券についてはこちらから
問い合わせ先 高松市美術館 電話:087-823-1711
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関連イベント 村上慧滞在制作「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.08の看板に一週間住む」
発泡スチロール製の家を背負って各地を歩き、<公>と<私>の関係を考察してきた村上慧は今回、広告看板と<私>の関係に着目します。
本展覧会の看板内部に居住空間を設け、1週間住み込みながら、滞在制作をします。
2019年9月20日(金曜日)~9月26日(木曜日)
※休憩のため席をはずすことがあります。
美術館1階玄関前
アーティスト・トーク
出品作家が自身の作品や制作について、トーク、ディスカッションします。
2019年9月28日(土曜日)午後2時~午後3時30分(午後1時30分開場)
美術館1階講堂
先着100名・無料・申込不要
詳しくは、公式サイトをご覧ください。