オンラインで再開された『彼岸の図書館』著者の青木真兵さんによるトークイベントツアー。
4回目のゲストは、経済思想家の斎藤幸平さんです。
著書『大洪水の前に』で、マルクスのエコロジー論の経済学批判における有用性を鮮やかに指摘、マルクス研究の現代的意義を唱えるとともに、マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソンとの対談をまとめたベストセラー『未来への大分岐』で、ポストキャピタリズムの展望を示した斎藤さん。
一方、「彼岸」である東吉野村の「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」にこもり「此岸」である現代社会を分析するだけでなく、「此岸」でたたかう人たちと連帯すべく、発信を続ける青木さん。
お二人に共通するのは、市場原理主義への抵抗です。
新型コロナウイルスに都市一極集中型の社会の弱点をとことん炙り出され、多くの人がこのままではいけないと感じながら、抜け出せないのはなぜなのか。私たちはどうすれば人間らしい生活を取り戻すことができるのか。
マルクスとルチャ・リブロにヒントを得ながら、今の私たちが考えるべき正しいたたかい方、現代における「革命」のあり方について、語っていただきます。
『彼岸の図書館』増刷記念ツアー「お元気ですか」online④
現代における「革命」とは
斎藤幸平×青木真兵
日 時 2020年7月5日(日) 14:00-15:30 *終了しました!
参加費 3種類のプランからお選びください。
2)『彼岸の図書館』/青木夫妻サイン入(2200円)+参加費(1000円)+夕書房通信=3200円(税込)*限定10冊 通常200円の送料をサービス!
3)『彼岸の図書館』2刷(2200円)+参加費(1000円)+夕書房通信=3200円(税込)*通常200円の送料をサービス!
参加方法
本イベントは、ビデオ会議システム「Zoom」のミーティング機能を使って行います。
あらかじめPCやスマートフォンにZoomをインストールの上、ご参加ください。
https://zoom.us/
*参加の際は音声をミュートに設定してください。差し支えのない方はぜひビデオをオンに。
*質問タイムにはチャットにて議論にご参加いただけます。
*参加の方には終了後、録画URLをお知らせします。2週間の間何度でも視聴できます。
プロフィール
斎藤 幸平 (さいとう・こうへい)
経済思想家、大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。1987年生まれ。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』)でドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。著書に『大洪水の前に—マルクスと惑星の物質代謝』(堀之内出版)、『未来への大分岐』(集英社新書)、監修した近刊にスラヴォイ・ジジェク『パンデミック 世界をゆるがした新型コロナウイルス』(Pヴァイン)がある。
人文系私設図書館ルチャ・リブロ
青木真兵(あおき・しんぺい)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。1983年生まれ。埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。関西大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」(https://omeradi.org/)の配信がライフワーク。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。奈良県東吉野村在住。