オンラインで再開された『彼岸の図書館—ぼくたちの「移住」のかたち』著者の青木真兵さんによる増刷記念トークイベントツアーも、いよいよ最終回!
本イベントではこれまで、市場原理主義や社会に浸透するスマート化に飲み込まれないためにはどうすればいいのか、「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」をつくった青木さんの軌跡をヒントに、さまざまな分野の研究者と考えてきました。
最終回にお迎えするのは、人類学者の磯野真穂さんです。
磯野さんは、「人文知の行き先を変えたい」と大学を飛び出し、この夏新たな学びの場「FILTR」でオンライン講座を始めたばかりです。
一方、青木さんは東吉野村という山村に移り住み、自宅を図書館として開くことで、本を媒介にした学びの場「土着人類学研究会」を育てています。
お互い研究者として、生活と研究の両立を模索しているお2人。
大学の外に出るとはどういうことなのか。
どうすれば生活からかけ離れることなく、地に足のついた研究ができるのか。
東京都渋谷区と奈良県東吉野村をつなぎ、これからの人文知と学びのゆくえを考える90分です。
『彼岸の図書館』増刷記念ツアー「お元気ですか」online⑧
生活と研究
磯野真穂×青木真兵
日 時 2020年11月7日(土) 20:00-21:30
参加費 以下よりチケットをご購入ください。zoomの招待URLなどをお知らせします。
1)をご購入の方は招待URLなどが記されたPDFをダウンロードいただきます。
2)『彼岸の図書館』(2200円)+参加費(1000円)+夕書房通信=3200円(税込)*通常200円の送料をサービス!
3)『彼岸の図書館』/青木夫妻サイン入(2200円)+参加費(1000円)+夕書房通信=3200円(税込)*通常200円の送料をサービス! *限定9冊
4)『新版 宮澤賢治 愛のうた』澤口たまみ著(1980円)+参加費(1000円)+夕書房通信=2980円(税込) *通常200円の送料をサービス! *限定10冊
参加方法
本イベントは、ビデオ会議システム「Zoom」のミーティング機能を使って行います。
あらかじめPCやスマートフォンにZoomをインストールの上、ご参加ください。
*参加の際は音声をミュートに設定してください。差し支えのない方はぜひビデオをオンに。
*質問タイムにはチャットにて議論にご参加いただけます。
*終了後、トークのアーカイブ動画をお送りしますので、当日参加できなくても大丈夫! 復習もできます。
プロフィール
磯野真穂(いその・まほ)
人類学者。専門は文化人類学・医療人類学。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒。オレゴン州立大学応用人類学修士課程修了後、早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年独立。著書に『なぜふつうに食べられないのか―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界―「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、宮野真生子との共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。www.mahoisono.com
青木真兵(あおき・しんぺい)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。1983年生まれ。埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。関西大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」(https://omeradi.org/)の配信がライフワーク。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。新刊に妻・青木海青子との共著『山學ノオト』(エイチアンドエスカンパニー)がある。奈良県東吉野村在住。