新型コロナウイルスの感染拡大により、3月以降中止や延期を余儀なくされたトークイベントツアーを、オンラインに形を変えて再開します。
2回目のゲストは、宗教学者で浄土真宗本願寺派如来寺住職の釈 徹宗さんです。
「彼岸」とはもともと仏教用語で、迷いや煩悩を越えて到達する悟りの世界のこと。
また、お寺には古くから無縁者を受け入れる避難所のような役割もあると言われます。
川を挟んだ向こう側にある「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を「彼岸の図書館」として既存の価値観とは違った視点をもつ場所、いわば精神の避難所として開いている青木夫妻と、僧侶として日々「彼岸」の世界を人々に伝えている釈さん。
新型コロナウイルスという新たな危機に直面した私たちにとって、「彼岸」とはどんな意味を持つのでしょう?
日本人の心の変遷を踏まえながら、いまの私たちにとっての「彼岸」の意義について、語っていただきます。
世界的な危機の最中、ともすると見失いがちになる日本人としての心のありようを、深く見つめる90分!
静かな激論をどうぞお楽しみに。
『彼岸の図書館』増刷記念ツアー「お元気ですか」online②
「ウィズコロナ」時代における「彼岸」を考える
釈 徹宗×青木真兵×青木海青子
*終了しました
日 時 5月16日(土) 15:00-16:30
参加費 2種類のプランからお選びください。
1)トークのみ 1300円(税込)
2)『彼岸の図書館』2刷(2200円)+参加費(1000円)+夕書房通信=3200円(税込)
*通常200円の送料をサービス!
参加方法 以下のURLよりチケットをご購入ください。
https://yukatakamatsu001.stores.jp/?category_id=5ea8e109cee9ea7b10957c9a
発送連絡メールでzoomの招待URLとパスワードをお知らせします。
*参加の際は音声・ビデオともにミュートに設定してください。
*質問タイムにはチャットにて議論にご参加いただけます。
プロフィール
釈 徹宗(しゃく・てっしゅう)
宗教学者、浄土真宗本願寺派如来寺住職、相愛大学教授。1961年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院博士課程修了。専門は宗教学。主な著書に『親鸞の思想構造』『いきなりはじめる仏教生活』『はじめたばかりの浄土真宗』『宗教聖典を乱読する』『親鸞——救済原理としての絶対他力』など。2017年、『落語に花咲く仏教——宗教と芸能は共振する』で第5回河合隼雄学芸賞受賞。認知症高齢者のためのグループホームも運営するなど多方面で活動を展開している。
人文系私設図書館ルチャ・リブロ
青木真兵(あおき・しんぺい)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。1983年生まれ。埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。関西大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」(https://omeradi.org/)の配信がライフワーク。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。奈良県東吉野村在住。
青木海青子(あおき・みあこ)
人文系私設図書館ルチャ・リブロ司書。1985年兵庫県神戸市生まれ。約7年の大学図書館勤務を経て、夫・真兵とともにルチャ・リブロを開設。2016年より図書館を営むかたわら、「Aokimiako」の屋号での刺繍等によるアクセサリーや雑貨製作、イラスト制作も行っている。奈良県東吉野村在住。